800年以上の歴史を持つ秋田川連漆器は、塗り立て技法である「花塗り」を特徴のひとつとしています。川連の「花塗り」は、刷毛目を残さず、ふっくらとした塗膜で、漆本来の美しい色艶を誇っています。その実現には「材料」「道具」「技術」など複合的な要素の知識・経験が必要となり正に職人の「腕の見せどころ」となります。
本競技会はこの「腕」を競い、互いに研鑽し、その価値を高め、刷毛で漆を塗った「塗り立て仕上げ」の素晴らしさを発信する事を目的としています。長い歴史の中で培われてきた漆塗りの技術を後世へ繋げ、世界に広げていくためのひとつの「指標」としていきたいと考えています。
これからの新たな「花塗り・塗り立て」作品のご応募を心よりお待ちしております。