コンセプト

秋田県漆器工業協同組合(理事長:佐藤善六 所在:秋田県湯沢市川連町)では、2013年9月18日(水)より、川連漆器の食器ブランド「たなご ころ」を本格的に展開いたします。「たなごころ」は一般的な椀や皿より高台を高くしてあり、高台の外回りには手がかりとなるくぼみをつけるなど、 持ちやすさ、使いやすさを重視してデザインされたテーブルウェアのシリーズです。今回、発表するリニューアルした製品では、使いやすさを一段と向 上させました。さらに、椀、皿とのセットとして、食べ物がすくいやすいように工夫されたカトラリー「ひとさじ」も、同時に展開します。 

形状は伝統亭な霞型を現代の生活に合うよう、リ・デザインしました。和食ばかりではなく洋食、中華料理などさまざまな料理に使えるよう、色と形 を吟味。そのままの普段使いとして使用できる、これまでにない漆器のスタンダードを提案します。
 ヨーロッパでは家具と同様に食器を代々受け継ぐ習慣がありますが、今回提案する食器はベースとなる素材が木であるために割れにくく、何度でも塗 りなおしが可能な漆器は、親から子へ、子から孫へと何代にわたって使い続けることができるのです。

 私たち、秋田県漆器工業協同組合は、伝統技術を800年にわたって、守り育てていきました。技は現在も若い後継者に脈々と受け継がれており、製 品を長きにわたって使い続けるためのサポート体制がとれた、日本でも数すくない産地であるといえます。
 触れることで実感する、漆器のぬくもりとやさしさ。毎日の生活のなかで、本物に触れる豊かな時間を「たなごころ」と「ひとさじ」は提供します。

「たなごころ」と「ひとさじ」の特徴

さまざまな食事シーンに合う、伝統をアレンジしたモダンデザイン

 椀と皿は伝統的に人気が高い霞型をベースにして、現代の食卓に合うシンプルなかたちを追求しました。和洋中、どんな料理にも使えるよう、色と形 を厳選し、毎日使っても飽きのこないスタンダードを提案します。

持ちやすく、食べやすい。高い機能性

 「たなごころ」の椀は片手で持ちやすいように、高台を高くしています。また、高台の外回りには手がかかりとなるくぼみをつけて、持ちやすさを最 大限に引き出しています。「ひとさじ」は、口からさじを引き抜く時に引っかからない滑らかな流線型、スリムで、コンパクトなかたちです。椀や皿に あるものを最後のひとさじまでスムーズにすくうことができ、食べやすくなっています。漆器は手に持っても熱くなく、口につけても熱くないので器を 持って食べることができ、木製なので軽いという利点があります。

1枚の皿が多用途に使える

 小皿は、汁椀の蓋も兼ねていて、さまざまな用途に使えます。

コンパクトに収納できる

一般の食器セットと比べると、そろえる器の数が少なくて済むうえ、椀と皿は大、中、小の順番に重ねられるので、コンパクトに収納できます。

扱いやすく、衛生的

 漆器は油汚れに強く、軽い汚れであれば湯でさっと洗うだけで十分です。油をしっかり使った料理の後も、中性洗剤で洗えばきれいになります。水切 れもよく、さっと拭くだけでは水滴は残りません。拭くほど艶が増すのも漆器の魅力。
高台が高いぶん、その内側が洗いやすく、衛生的です。

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